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ドラマ「白い春」でさちの育ての親であるパン屋の主人、よくよく考えるとずるくないですか?
春男が捕まり、たまたま具合を悪くした真理子を見かけて一目ぼれしたパン屋の主人。
確かに無償の愛で8年間さちを育てたことは立派と言えます。
しかし少なくとも真理子からはそんなことを頼んでいませんでした。
そもそも真理子が子を生む決意をしたのは春男の子供だからであり、その子がいれば春男が変われると確信したからだと思います。
だから春男が刑務所から出てきたら真っ先にさちの存在を春男に知らせことを前提に、身寄りのない真理子としてはやむなくパン屋の主人に任せざるを得なかっただけのことです。
でもパン屋の主人は春男が刑務所に入っていたというだけで春男に親になる資格がないと勝手に判断し、春男に対して実の子の存在を隠そうとしました。
春男と真理子が愛し合ってできた子供であるという最も大事な部分には目をつぶりたいようでした。
8年間も育てていればパン屋の主人にとってさちは実の子も同然で自分が育ててきたという自負があるのはわかりますが、だからと言って他人の子供を勝手に自分の子供にする権利はないはずです。
だからパン屋の主人が春男に嘘をついた時点で詐欺かつ子供の略奪に等しい行為で、やがては春男に自分の子を育ててほしいと強く願っていたはずの真理子のことすらも裏切りかねない行為だったと思います。
さちのためという勝手なパン屋の判断は、真理子の思いを無視した上に春男の更生のチャンスすら奪いかねなかったと思います。
ドラマというものはいくつもの矛盾があるのは当然で仕方ないものだと思うので、いちいち揚げ足取りをするのは嫌いなのですが、このドラマは最終回を観たときに最初から設定に無理があったのではないかと感じてしまいましたので、少々ひねくれた意見を提起させていただきました。
皆さんはどうお考えでしょうか?